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設備概要

大渕発電所

大渕発電所は、有明海に流れ込む矢部川上流の日向神ダムの直下にあるダム式発電所です。
日向神ダムの取水ゲートから取水し、水圧鉄管を通して水車発電機へ水を導きます。ピーク時には最大出力7,500キロワットの発電を行い松瀬ダムへ放水します。
発電した電力は変圧器により、6,600ボルトから66キロボルトへ昇圧され九州電力(株)の送電線に送られます。

大渕発電所の写真
大渕発電所について
所在地 八女市黒木町北大渕
発電形式 ダム式
最大出力 7,500キロワット
最大使用水量 12立方メートル毎秒
最大有効落差 75.2メートル
発電機形式 三相交流同期式
水車形式 立軸フランシス水車
運転開始 昭和36年1月

木屋発電所

木屋発電所は松瀬ダムから取水するダム水路式発電所です。松瀬ダムの取水ゲートから取水し、無圧トンネルと逆サイフォン管を通して上水槽へ導水します。この水槽から水圧鉄管を通して水車発電機へ水を導き、最大出力6,000キロワットの発電を行って再び矢部川へ放流されます。
発生した電力は変圧器により6,600ボルトから66キロボルトへ昇圧され九州電力(株)の送電線に送られます。
また、木屋発電所に併設して新矢部川発電所があり、筑後川土地改良区から受託運転を行っています。

木屋発電所の写真
木屋発電所について
発電所名 木屋発電所
所在地 八女市黒木町北木屋
発電形式 ダム水路式
最大出力 6,000キロワット
最大使用水量 6.0立方メートル毎秒
最大有効落差 121.6メートル
発電機形式 三相交流同期式
水車形式 立軸フランシス水車
運転開始 昭和38年6月
新矢部川発電所について
発電所名 新矢部川発電所
所在地 八女市黒木町北木屋
発電形式 ダム水路式
最大出力 1,500キロワット
最大使用水量 1.5立方メートル毎秒
最大有効落差 123.3メートル
発電機形式 三相交流同期式
水車形式 立軸フランシス水車
運転開始 昭和38年6月

松瀬ダム

松瀬ダムは大渕発電所の放水を一時貯留し、木屋発電所へ導水する取水ゲートを備えています。
この取水ゲートは木屋発電所からの遠方制御によって発電所への取水量を調節しています。

松瀬ダムの写真
松瀬ダムについて
所在地 八女市黒木町北大渕
ダムの寸法 提高 25.0メートル
提長 70.5メートル
ダムの体積 14,060立方メートル
総貯水量 506,000立方メートル
有効貯水量 198,000立方メートル
湛水面積 0.092平方キロメートル
計画高水流量 940立方メートル毎秒
流域面積 3.6平方キロメートル